George Shearingの「at home」は冬にぴったりの音楽です。
老境を迎えたジャズピアニストが、ベーシストとデュオで自宅録音した良盤。
ジャケットのごとく暖かみがあって、のびのびと色んなプレイを楽しんでいるけど、同時にしっかりと品を感じます。
僕はBGMにがっかりさせられる店が多くて、特にジャズをかける飲食店が苦手です。
あ~またワルツ・フォー・デビーか~、とか、キースジャレット流せば大丈夫的な安易さが透けてみえるのが、どうしても気になるから、kaddishでジャズは慎重になります。
あとは音量も気になるから、ホントは隣の部屋から壁伝いに聞こえてくるくらい、もっと言えば無音くらいが、丁度いいんですけど、そこは出入り口を開けて営業していると外の音が入ってくる当店としては、とても悩ましい問題なんです。
山下