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2019.07.28

寒暖差

30度越えが続くここ数日

万年冷え性の私は、冷房のきいた部屋から外に出ると自然解凍のような、氷が周りから解けるように熱が入っていく感覚がある。

熱が浸透する感覚、このイメージを持つことが私の日常にはもうひとつある。

 

CONTAX G2 Sonnar 45mm F2/Provia100f

 

冷凍庫に貯蔵したフィルムを取り出す時だ。

フィルムはゼラチンでできた支持体の中に、感光乳剤を含んでいて、それが光に反応することで像になる。

つまりフィルムは生物で、使用期限もあれば劣化もする。このご時世知らない方も多いかもしれない。

なのでそう言った劣化をもたらす反応を避けるために、日々写真を撮る連中は冷凍庫のスペースがフィルムに侵されていることもしばしばである。

 

さて、そうして保管しておいたフィルムを取り出してさぁ撮るぞと行かないのが面倒なところで

今度は常温に戻してやらねば、フィルムは本来の性能を発揮しない。

しかも一気に戻してしまうと、内部で結露し困ったことになる、ひじょーに気難しいやつなのだ。

 

夏場の暑い日差しの中に、クーラーガンガンの室内から飛び出して、なんとも言えない感覚になる度に、そんなどうでも良いことを思い出している7月末だった。

 

 

稲葉

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