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2019.09.22

Ftn

 

 

 

 

 

不変という言葉はよく耳にするが、どの程度の時間を経ればそれを名乗るに至れるのだろう。


 

 

"不変のFマウント"


 

 

1959年に発売された一眼レフの名機NIKON Fの誕生と同じくしてスタートしたFマウントの歴史は、


昨年の9月までの60年間変わることなくニコンのカメラをデジタルに至るまで支え続けた。


59年の発売当時全盛だったライカを筆頭とするレンジファインダー機の時代を終わらせたとまで言われるNIKON F。


 

「昔はね、プロカメラマンは広角はライカ、望遠はFを使うって相場が決まってたんだ」


そんな話を新宿のカメラ屋のオーナーが話してくれた。


 

三角測距によってピント合わせを行うレンジファインダー機にとって、望遠レンズウィークポイントの一つだ。


ピントの精度を出すことができるのはせいぜい135mmまで。それ以上となると一眼レフの得意分野になってくる。


 

戦地などの過酷な条件下で


"落としても動いた" "水につけても動いた"


等々伝説を残してきたそんなカメラ。


 

今年ついにM型を買ってしまってからというもの、逆に頭の隅にちらつき続けてはいた。


買うならブラックペイント、初期型の日本光学ロゴ入り640番代。


 

ファインダーだけは後期のFtnがいいなー、なんて。


そんな都合のいいモノそんなに安くは手に入らないので、タイミングさえーなんて話していたのだが


数日前の夜、オークションで一台のカメラが目に止まった。


 

「初期型ブラック、傷なし、動作不良なし」


ここまで見て、まさか640番代なわけが


 

あった、軍幹部右型に堂々とNIPPON KOGAKU TOKYOのロゴ


 


埃っぽくてスイマセン。これも憧れだった。


 

 

とは言ってもなの知れたショップの1円スタートだ、いくらになるかはわからない。


相場の半額も出せない程度の懐事情だったので、気休めのつもりで一回だけ入札。


 

気づいたら届いていた。 


 


掌...はハッセルですね。ずっしり重い約1kg


 

 

棚からぼたもちという言い方があっているかわからないけれど、何故か手元に届いた。


動作良好、露出計もそこそこな値を示している。


  


そんなこんなでライカ、Fともにブラック持ちになってしまいました。


病気もいよいよ末期だなとつくづく


 

え?このレンズはどうしたって?


そんなもん落札した瞬間から検索しまくったに決まってるじゃありませんか。


 

 

 

 

稲葉

https://kaddish.jp/blog/12137

2019.09.14

ピンぼけ

 

 

 

 

 

先日書いたelmar 35mmのネガが上がってきた


仕事から帰りそのままデュプリケーション


あれ、なんかめちゃくちゃピント外してる。


 

 

 

 


ボヤケテシマッテスイマセン


 

 

 

 

バルナックライカがピントを見るのに癖があるとは言っても、もう40本以上撮ってきた。


まさか距離計不良か


すぐに友人に電話して、件の写真を見せてみる。


 

友「いやいや、これお前のせいじゃないやろ、ひどすぎる。」


稲「だよねぇ」


 

モヤモヤすること約一時


時刻はもう23:30


 

 

仕方ない、、距離計を図ろう。


デジタルカメラにマウントして測ってみる。


なんと表示距離とピントが合う位置が違うではないか。


 

 

それから調べること15分ほど。


わかった結論としては


 

・初期型のelmarには対応するボディが決まっている


・今使っているDではそもそも連動しない


 

大きく分けてこの二点。


 

elmarの初期型には様々なタイプがあると聞いてはいたが、


まさか使えるもの使えないものがあるとまでは思っていなかった。


侮るなかれ、ライカ沼。


 

私の腕の問題ではなかったが、私が無知でした。


 

 

「ブログにあーだこーだ書いといてこれかぁ、恥かいたなぁ」


でも不思議と損した気はしない。


 

貴重な経験をしたし、このレンズは誰か必要のある人のところへ旅に出てもらおう。


そんなことを思っていると日付が変わっていた。


 

23歳最後の夜、elmarは私に何か教えてくれたようだ。


 

 

 

 

稲葉

https://kaddish.jp/blog/11866

2019.09.06

歩く

 

 

 

 

日々カメラを持ち歩く癖をつけることは、簡単そうでなかなかできない事だ。


 

仕事の行き帰り、ちょっとそこのコンビニまで


そういう何気ない時に持ち歩くかどうかは大きな結果の違いを生む。


 

 

作品を作っている身として、明確な題材に向かって撮る場面は多々あるが


その一枚が重要なピースになるかどうかは、少し後になってからしかわからない。


 

買い物に出かけて、ついでのつもりで寄った店で以前から欲しかったものと出会う。


そんな経験はないだろうか。


 

毎日の同じ道であっても、そこで思いもよらぬ旧友と再会したり、トラブルにだって巻き込まれることもある。


 

 

"今日は○○な日だからカメラを持って出よう"


もちろんそれは悪いことではないが、事前にその日の事がわかる人などいるわけがない。 


 

 


PENTAX67 90mm F2.8/DELTA3200


 

 

すべて取り返しのつかない今日でしょう。


 

自然と溜まったネガを見返すと、どうでも良い写真に出会うことなどほとんど無い。


それがその人と会う最後の日かもしれないからだ。


 

 

 

 

稲葉

https://kaddish.jp/blog/11631

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