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2020.01.30

写真展のご案内

 

 

 

 

 

2月の展示の日程が決まりました。

タイトルは『HASHIRUNDESU』
会期は2月13日~19日(13:00~19:00)

 

 



 

 

ちょっとふざけてますけど、内容は真剣です。

今後も展示予定はありますが、他のギャラリーではできない車自体を展示しているので、是非現物を見ていただければと思います。

 

会場は平尾の『君の好きな花』
〒810-0014 福岡県福岡市中央区平尾3丁目17−13
NO COFFEEさんの近くになります。

 

在廊日は具体的に決まりましたらInstagramでまた告知します。

写真にうるさい男が何を撮ってるのか覗きにきてやってください!

 

 

 

 

 

稲葉

 

 

 

 

https://kaddish.jp/blog/16807

2020.01.22

王国

 

 

 

 

 

写真家、奈良原一高氏が亡くなられた。1月19日のことだった。

その日は展示の準備など立て込んでいて、ネットニュースを見る余裕もないまま夕方になっていた。

 

大学時代の教授が家にやってきて、3月に合同でやる展示の話し合いをする予定だったのだが、

やってきた彼女の口から「奈良原一高、死んじゃったね」と聞いて、何を話すのか一瞬忘れそうになった。

 

 

彼の作品集『王国』を初めて見たときのことはよく覚えている。

ネットで見つけた画像から作者を調べ、翌週に大学の図書館で見せてもらった。

それからも自分がモノクロ写真を撮るときに、頭の中にぼんやり浮かんでくる作家の一人であった。

 

絶版状態だった『王国』が再販になると聞いて、すぐに予約購入したのは昨年末のことだ。

奇しくも今月は東京で個展が3つも開かれていたが、まさか亡くなるとは思いも寄らない事だった。

 

どの業界においてもパイオニア的な存在の方々が亡くなっていくタームに来ているような感じがここ数年ある。

音楽業界でも同じことで、やはりロックバンド全盛の時代は終わるのだなぁなんてことを色んな人とよく話した。

 

奈良原一高は世間知名度こそ高くないかもしれないが、日本写真界において第一世代の写真家だったと思う。

亡くなってしまったことはもちろん悲しい出来事であるが、これをきっかけに彼の写真を見る人がいるということを考えると

作家として死ぬというのは、そういうことなのだなぁと思う。

 

今日ここに彼の作品や、『王国』の写真を載せたりはしないが、どこかで一度彼の写真を見てほしい。

僕なんかの推薦が必要なレベルの作家でないことは重々わかっているが、彼の一人のファンとして

彼が亡くなる前にここに記事を書けなかったので、せめて推薦だけでもしておきたい。

『王国』はそれくらい僕には影響のあった本の1冊である。

 

作家は屍の代わりに作品を残すのだ、とは誰の言葉だったか忘れてしまったが

本人が居なくなっても残るものがあるのは確かであろう。

 

 

 

 

 

 

稲葉

 

 

 

 

https://kaddish.jp/blog/16736

2020.01.15

tententen

 

 

 

 

 

2020年になった実感はほとんど無くて、それなのに今月が今日で折り返しなことに驚愕しています。

今年になってからまともに写真を撮る気分になれず、または時間がなく

しかしありがたいことに展示の機会をいただける話だけはバッタバッタと立て続けに頂いて

現時点で6箇所が決まっている状態に、嬉しさと不安が綯い交ぜになった心持ちです。

 

最も早い展示はおそらく2月になる模様なので、またここだったり、インスタグラムにも書くことになるんでしょうが

本当に目まぐるしくて、去年のいくら声をかけても帰ってこなかったあの感じが嘘であったかのようです。

 

 


EOS1V Carl zeiss Planar 50mm F1.4 T*/Provia100f


 

 

 

 

この写真は今年でもなく去年でもなく、もう一昨年の今時期に撮ったもの

空はありきたりな被写体でもあるんだけれど、定点観測は好きなので枚数が溜まっています。

月次な言い方だけれど、同じものがないのは見ていて面白いです。

 

いつかまたこの2020年の1月を振り返ったときに、どう思っているのか。

それを思い出すきっかけとして、つまらなくてもシャッターだけは切ります。

 

 

 

 

 

稲葉

 

 

 

 

 

https://kaddish.jp/blog/16670

2020.01.08

跨ぐ

 

 

 

 

 

ここ2月ほどあまりカメラ欲もなく、これと言った大きな買い物もしていない。

そんな状態だと健全なのではあるが、気づいたら自ら買うものを探しに行こうとしてしまうこともある。

今月の末の方では数年ぶりに博多でのカメラ博も控えているし、必要のないものまで欲しがる自分にはほとほと呆れている。

しかしそれでも数年前に比べれば買うものの流れに軸ができて、レア機材やなんやらに踊らされる頻度は下がったように思う。
どころか本当は手放したいものもいくつかあったりはする。

東京に住む友人は100万円台のレンズについに手を出して、引き返せない所まで来たなぁと話していた。

 

レンズを変えても、カメラを変えても腕は変わらない。
それでもほしい写りがあって、あのレンズならきっと、とか思ってしまうから欲しいものは尽きないのだ。

 

昨年末に出したフィルムが帰ってくるまで載せたい写真がないのだが、もう手放してしまったカメラの写真を載せておこう。

 

 

 


Hasselblad 503CX Planar 80mm F2.8CF / Portra400


 

 

 

 

 

 

稲葉

https://kaddish.jp/blog/16477

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