まちなかの人通りや、店の営業時間なんかも大方もとに戻り始めましたね。
7月の後半の展示会に向けて、鋭意制作を続けている今日このごろ。
さて”写真は日々撮るものだ派”と”撮りたい時だけ撮れば良いじゃん派”
写真を趣味より少し本気でやっている人たち(展示を個人でやったりするハイアマチュア以上の方たちかな)には
大きく分けてこの2派閥があるような気がします。
日々撮るもの派の方たち曰く
「日々変わりゆくものが周りにあふれているわけで、シャッターチャンスにカメラを持ち合わせていなかった、では話にならない」
うん、もっともだと思います。コレについて反省することは本当に多い。
気分が乗るか乗らないかとかではなくカメラは持ち歩かなければなとよく思います。
一方で撮りたい時に撮るべき派の方たちに言わせると
「日常の中でカメラを持っていないから出会えるものもあるし、そこで撮りたいという気持ちにならないものを撮っても嘘だ」
一理ありますよね、その場所や事柄と自分との間にカメラを挟むわけですから
それはいつも歓迎されるかわからないですし、人に緊張を強いることもあります。
そもそも義務的に撮らなきゃってのが違うってのもよーくわかります。
ここのところ2ヶ月ほど思うように出かけられず、そもそも撮ったものの現像が家で行えないこともあって
撮っても見れないというようなサイクルに自分はハマってしまいました。
撮る→見る→考える→撮る…
そんなサイクルで写真をやっているのが通常なので、どこかが滞るとそもそもの撮影に向かえなくなってしまいます。
周りの環境に言い訳ばかりしたくないのですが、なんか停滞気味な状況にあっという間になれてしまっている自分が怖くもあります。
僕は先に書いた2派閥で行くと、ズルいことにそれぞれの派閥を行ったり来たりしています。
自分の心情に素直といえば聞こえは良いけれど、優柔不断と言われればそのとおり。
今はもとのサイクルに戻したくて無理やりにでもカメラを持って外に出たいと思っています。
稲葉