それは10年以上もスタイリングの写真を撮り続けているのだから、その時その時で見せ方は変化してきているのですが、スタイリングする際に思うのは「なるべく自分のまんま」でいこうって事です。
そこにブランドのイメージやコンセプトは、あまり重要視しないです。
僕だって一応は服好きだから、ウチに無いけど欲しいモノなら他所で買うし、それをウチの服と一緒に着て店に立っているんなら素の自分達を見せた方が、爪先からてっぺんまで取り扱ってる商品で固めた結果、ブランドのオフィシャルなルックの劣化版と化すよりは自然だろう。
だからスタイリングを撮影する前に、この服を自分なら手持ちの何と合わせる?って稲葉との会話から始めます。
SNSの時代の良い点は、服好きな人の素が見れるって事だし。
嘘が見えるお店のルックって、なんか今好きじゃない。
山下