老舗のレコード屋「JUKE RECORDS」の店主が72歳で亡くなったので、今月をもって閉店するにあたりセールするという知らせをSNSで知った。
一時期は自主制作をリリースしたりFM番組を持ったり、影響力のある店主だったけど、ここ数年の自分にはセレクトがややコンサバに見えて足が遠のいていたから、僕はあまりいいお客さんではなかった。
じゃあ何故こんな事を書くかというと、久しぶりにJUKEに行ってみたら、平日の昼間にも関わらず棚をディグれないほど満員、カウンターには店主の写真の切り抜きと共に「松本さん、ありがとう」の大きなパネル、お会計しながら店員さんと思い出話しする常連さんと、とにかくお客さんに支えられ愛されていたことを感じたからで、kaddishも同じように沢山の人に支えられていると、改めて思い当たった次第です。
kaddishは今年で15年、ずっと思ってる事は服屋だから特別な存在じゃなくて、レコード屋や床屋や八百屋さんと同じく、毎日営業して売って仕入れて税金を払い社会貢献する、街の個人商店を少しでも長く継続したい。
どデカいショッピングモールだけじゃなく個人店が存在するという、街の普遍の一翼でありたいです。
それにしてもJUKEの45年はやっぱ伊達じゃない。
山下