Netflixでドラマ「アトランタ」観てます(この間まで「スクールウォーズ」観てました)。
黒人コミュニティを舞台に、うだつの上がらない主人公が従兄弟のラッパーのマネージャーになって音楽業界に斬り込んでいくサクセスストーリー、ではなく、差別や強盗や搾取が横行する日々だけど、当事者にあまり悲壮感がなくて声高に主張せず、マリファナやりながらアンチ・マッチョに生きてるところに、ユルい地獄ともいえるリアリティが感じられる、ちょっと新しいコメディです。
その「アトランタ」の主演、監督を務めるドナルド・グローヴァーのミュージシャン名義「チャイルディッシュ・ガンビーノ(この名義での音楽活動はやめるらしい)」で、グラミーにノミネートされたこのアルバム、ステレオタイプなラッパーにはないスマートさ、と同時にアフリカンとしての根を張った感覚もある。
ドナルド・グローヴァーさん本人はきっとシャレの分かる知的な人なんだろうと思います。
Childish Gumbino / Awaken, My Love!
山下