随分久しぶりに某大手CDショップへ出勤前に立ち寄って、その活気のなさに愕然とした。
音楽好きに引っ掛かる盤が置いてないのは今の風潮だから仕方ないとして、試聴コーナーに数枚並んだおススメ盤に番号がふられてないし、端っこのJAZZコーナーに空っぽのパッキンが積まれたまま・・・。
来客のない諦めモードが手に取るように感じられる。
こんな風に実店舗は終わっていく事を実感した次第です。
ほんの一瞬、輸入盤CDショップでアルバイトをしていた。
そこにはあらゆるジャンル毎の仕入れ担当がいて、ハードロックのマニア、レアグルーブ~ヒップホップ、サイケ~ソフトロック・・・、それぞれのエキスパートがいて、顧客にオススメや新入荷を紹介するコンシュルジュ的な猛者が居て、音楽好きには最高にHIPな場所だった。
「僕は80年代のリバプールものなら日本で3つの指に入るコレクターだ」と豪語する先輩が居たっけ。
あの人達は今何をして何を考えているのか。
20年ほど前の話。
山下