「老人六歌仙」という仙厓の有名な禅画がある。
やれ、「皺がよって頭がはげて手は震え、杖と湯たんぽと尿瓶が手放せなくなって、ひがみと欲深さが増して、同じ話や昔の自慢に人は嫌がる」等とあらゆる老害を書き連ねた唄の下に、6人の可愛いおじいちゃんが楽しそうに寄り添っている。
その哀愁こもった軽やかなジョークにヤラレタ。
まぁぼちぼちでいきまっしょい、ってことか。
そして仙厓和尚が臨終の際に放った最後の一言が「まだ死にとうない」。
自らの死をも茶化すセンス、最高すぎる。
元祖福岡のヒップスター。
山下