映画「SMOKE」を観てたら、ハーヴェイ・カイテルの部屋でSCEAMIN’ JAY HAWKINSの「HONG KONG」が流れていた。
その楽曲が映画に奇妙な引っ掛かりを与えて僕を離さない。
懐かしくて部屋のCD棚を探ったらやっぱりあった。
JAY HAWKINSを知ったのはJIM JARMUSCH「STRANGER THAN PARADISE」から。
冒頭、女の子がカバンから取り出したラジカセから流れる「I PUT SPELL ON YOU」をバックに、タイトルのシークエンスが始まる。
そのゴシック且つコミカルなヴォーカルとスタイリッシュな白黒映像の対比に、カウンターカルチャーの沼にどっぷりだった10代の僕はシビれたものです。
JAY HAWKINSは「映え」のシンガーだ。
山下