石川県のPHAETONへ、OLD JOEのサックスーツのパターンオーダー会を見てきました。
ずらっと並んだボディやインポートの生地サンプル、高木さんがフィッティングと採寸して、そこに来ているお客さんの悩みながらも楽しそうな顔を見て、コレはkaddishでやらなければ、ウチのお客さんにも絶対、心のオミヤゲになると思った次第です。
サックスーツのパターンオーダー会は、コロナの影響で一度は立ち消えになった企画でした。
今年の初めに僕等からオファーしてたものの、その時点では、どこか企画に僕の気持ちが追っついてない気がして、今イチ消化不良な自分にモヤモヤっとしてました。
そんな中途半端なモードだと、プレゼン段階でお客さんに見透かされちゃうから、むしろコロナで中止になって良かったのかもしれないなぁ、なんて、それ以降は、パターンオーダーイベントの事は自分の中で無かった事にしてたんですが、最近、再びスイッチが入っちゃたんです。
それはスーツという、ある種パターン化されて縛りがある服装を、サイズにもルールにも縛られず、時に不真面目で不謹慎な、それは言えば「マインド不良」っていう僕等が好んで使うワードに集約されるスタイルといいますか。
身の丈より遥か上のスーツスタイルが、チョットだけ背伸びってところまで手繰り寄せた気がして、そうするとスーツに付随するインナーや靴や小物のバリエーションまで、色んなスタイルの無限の可能性が見えて、「やっぱ服って楽しいよね」って気分になっちゃたんです。
あとは、高木さんが「クラシックから自由でいたい」って僕に言ったのもデカかったかな。
お互いが逆方向に回転しながら、同じポイントで針が重なった気がしたんです。
だから結果論だけど、これは今が絶好のタイミングだと、あらゆる産業が内向きに感じる今の社会情勢も含めて。
詳細は近々ローンチする予定なので、ご期待下さい。
そして聞いていたとおり、PHAETONというショップがロケーション込みの雰囲気も接客もスンバらしい。
カッチョいい香水買って、GLOBE SPECSの岡田さんに検眼してもらいました(老眼の近眼だった)。
山下