待ちに待ったオーディオがアメリカから届いて、これから憧れのヴィンテージサウンドに包まれる毎日が始まります。
洋服屋にとって何の得にもならないオーディオを買おうと思ったのは、コロナの自粛が大きかったです。
外出が出来ない代わりにオンラインの売り上げが飛躍的に伸びて、ありがたかったしホッとはしたものの、じゃあ実店舗で買い物する意味って何?ということを考えると、商品に触れる事は勿論、空間のエンターテイメントや店員との会話も含めて、わざわざ足を運ぶ価値のある店づくりを意識せざるを得なくなった。
ビッグカンパニーが店を畳んでECサイトに力を入れるなら、スモールビジネスとしては逆の事をと思うし、あとは僕自身が抑圧されてましたからね、身の丈に合ってないふざけた事をしたかった。
ですが、いくら店のクォリティを上げる為とはいえ、家族に内緒でローンを組んだのは正しかったんでしょうか。
その金で新たな仕入れをするべきでは、そもそもオーディオである必要があったのか。
いや正しかったんだ、そう思わないと立っていられない。
うん、飲もう。
山下