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2018.12.26

今日のオマケ

 

 

 

 

 

BOOK OFFで捨て値だった、ボブディランの自伝が面白い。

自叙伝なんて半分は盛ってる(特にディランの場合は)だろうけど、それを補って余りある文章が素ん晴らしい。

シェイクスピアを想起する、とここまで書いて念の為調べてたら、やっぱりシェイクスピアの作品名からとったアルバム出してました。

それはそれとして特に感銘を受けたのは、例えば、若い頃に影響を受けたロイ・オビーソンについてのくだり。

「~彼はまるでプロの犯罪者のように歌う。たとえば、聞こえるか聞こえないかという低い声で歌いだし、少しのあいだそのまま進んで、大げさな芝居がかった歌い方に変えて、聞く者を驚かせる。彼の声なら死体を驚かせることもできるし、聞く者に「信じられない」とひとりごとを吐かせることもできる。歌の中にもうひとつ別の曲がある。キーが何の脈絡もなくメジャーからマイナーに変移する。オビーソンはわかっていてまじめにそれをやっている。未熟なおたまじゃくし、青二才がやっているのではない~」

何とスリリングでカッコイイことか・・・。

ボブディランは、ギターを持ったシェイクスピアだ。

 

 

 

山下

 

 

 

 

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