新人スタッフの稲葉と僕は、好きなものが似ているかといえば微妙に違うけど、何といえばいいのか、ツボを共有している気がする。
絶対、人任せにしたくない撮影を彼に任せたのは、それが大きな理由で、そこからお客さんを越えた付き合いが始まった。
ある日、閉店後に始めた撮影が午前3時を回ったころ、「まともなバイト代出ないのに、何でそこまで?」と訊いたら平然と「まぁ好きだし、kaddishを手伝いたいって言ったの僕だから」って。
その後の、ゾンビ顔した朝マックに見る、稲葉の本気度。
写真家(カメラマンじゃないらしい、生意気)と洋服屋の、2足のわらじは成立するのか判らないけど、ただ接客するだけの普通の売り子は要らん。
熱量込めて見当違いなモノをススメてくるかもしれませんが、そこはキッパリ断って下さい。
後はムリにチャラい事させて笑いたいので、バイブス高めな方の挑戦もお待ちしております。
山下