kaddish development store

2022.10.28

 

 

 

昨日「ビジネス的バランス感覚がぶっ壊れている」とWACKO MARIAの事を書きましたが、そんなブランドがもう一つありました。

OLD JOEです。

せっかく丁寧なものを作っている今時貴重なブランドなのに、商品の納期が不安定でベストタイミングにお客さんに見てもらえないから、先物買いする服好きの客層に届かない。

現に今シーズンも既に2カ月遅れで納品された商品があります。

「小売店は納期遅れが何よりも怖いので、そんなブランドに思い切って在庫を積む発注が出来ない、それは作り手も売り手もお客さんも不幸な事です、だから生産工場さんに負荷がかからないよう早めに発注をかけましょう、その為には展示会の開催をあと2か月早めて下さい、実現の為に高木さんはデザインには時間をかけないよう、来年の春夏は思い切って過去のアーカイブ展にしましょう、クリエーションを早めるだけで広がるビジネスチャンスは計り知れません。」

デザイナー高木さんに最後に会った時、僕は切々とそう訴え、高木さんは覚悟を決めてくれました。

実際、各ディーラーに次シーズンへ向けたリサーチ取ってたし。

これでOLD JOEが変わってくれる、僕はそう信じて展示会開催の知らせを待った結果…。

2週間早まりました…。

「展示会が早まりましたね、おめでとうございますw 型数増えるんですって? 高木さんにものづくりするなと言った僕がバカでしたw」

「 私は常に爆発してるのでアーカイブ無理でしたw 自分にとって服作りはライフワークなんでしょうね、呼吸するような?」

僕の皮肉を込めたLINEに高木さんはそう返してきました…。

という経緯で、爆発しているOLD JOEの展示会は来月中頃ですので、WACKO MARIAと同じく、コチラもご期待下さい。

 

 

 

山下

 

 

 

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