長男(高2)から「どうしたら服や音楽に詳しくなれるのか?」と訊かれて、SNSやAIのおススメじゃなく、本読んだり店員さんと話したり、身銭切って時間をかけた情報を手に入れることだと答えました。
そうして体系やファミリー・ツリーにまでアクセス出来たものが、その人の血肉だと。
親が推すものを拒否するのが子供だと思うので、訊かれないかぎり僕は好きなものを息子に推さないし、息子がファストを好きでも否定しないようにしています。
それで大事な事は、今の自分は10代に得たものだけで成り立っていて、豊かだとは思うけど別に得したとは思わないんです。
他の生き方もあった筈だし、そもそも夢中になれるものが見つからなくても人は楽しく生きられる筈だし。
要は自己肯定出来るものが何か一つでもあれば、その人の人生は豊かなんだと。
そういう話を深夜に2人きりでしましたよ。
山下