盆栽リースの島津さんに体調不良と指摘された私物の真柏を預けて半年、その後の進展を尋ねると「順調に回復してます、早ければ来春にはお返し出来そうです」と。
来春！？そんなに時間がかかるんですか？と驚きましたが、考えてみれば盆栽なんて成長が遅いもので年に2mm程度というから、体調の変化も傍目に分からないほど遅いはずで、改めて膨大な時間軸の中で生きていることを思いました。
じゃあどこをどう見て体調管理すればいいかと尋ねると「葉の緑の色のちょっとした変化も大事ですが、ルーペで根に近い幹を見ると早期発見に気付きます。古物をルーペで見て年代が分かるように、洋服も見た目や触り心地以外にも細かな織り方や糸で価値が違いませんか？」
マクロでなくミクロな視点での万物への気付き、それは盲点だった！
そしてそれは量子力学、いや禅と通底するんじゃないか！！(ジャジャーン！という音を足して読んでください)
LED付きのルーペ買おう、それで色んなもの見たら絶対楽しいぞ。
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山下