kaddish development store

2023.12.28

 

 

 

稲葉も早速観に行ったというアキカウリスマキ「枯れ葉」の感想が、要は「なんかピンとこなかった」ことでお互い一致して、四六時中一緒にいると志向が似通ってくるもだなと思いました。

カウリスマキの作品はほぼコンプリートしてるのに、いつもの染みったれたカウリスマキ節が炸裂してたいた「枯れ葉」がハマらなかったのは、「枯れ葉」が駄作じゃなく自分が物語に求めるものが変化してるのであって、日常の小さな幸せを追い求めるより、自分は日常そのものが吹っ飛ぶ何かを求めているんだろうなと。

例えば「君たちはどう生きるか」のようなマジックリアリズムから緩やかな共産主義のことを思うのは、自分が最近の世の中に感じる居心地の悪さからか。

今がよくいう過渡期なら、自分の子供たちの時代には、拝金主義も民族主義もダサいと思える世の中であってほしい。

 

 

 

山下

 

 

https://kaddish.jp/blog/72655

BRAND

JOURNAL