就職祝いを握りしめてレザージャケットを買いに来てくれた大学生。
このジャケットが如何にOJらしい細かな配慮で作られているものか、稲葉の熱のこもった接客が伝わったと思いたい。
初めて革ジャンを買う時の「俺に着る資格があるのか」と逡巡する姿に、SCHOTTのダブルライダースを買うべきか何故か母親に相談した19歳の自分を思い出しました。
大阪から帰省の度に来てくれる彼が通う大学は僕の長男の志望校で、お父さんは学校のこと色々訊いてしまいした。
入試までの大変さと就職のプレッシャーを語る言葉が端正で、こっちもシュッとする。
その誠実さに応えていかなければ。
山下