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2023.01.26

 

 

 

島津さんによりますと、和の生花はつぼみの状態が迎え花としてのピークだそうです。

これは「お花が咲く頃になったら、またいらっしゃいね」という、客人へのおもてなしの心からくるのかもしれません。

島津さん曰く、このおもてなしの精神は茶の文化が起点ではとのことで、茶器や花器の選定とそのレイアウト、茶室や庭の手入れや打ち水などのお清め、全てはお迎えする客人への心配りから発する、入念な準備とコストを要する自己犠牲であり、それは昨今の社会に充満する「我先に勝ち抜けしてやろう」という損得勘定とは最も遠いものであります!

そしてこの混じりっ気ない自己犠牲の精神に、私は商いの本質を見た思いがしたのであります!(ここでオーケストラのジャジャーンを鳴らして下さい)

とはいえ、話のついでにと、ありものの花をいくつか切って生けてくれた島津さんに謙遜を見せながら、その実、得した思いを禁じ得なかった私は、まだまだ未熟者であります!

 

 

 

山下

 

 

 

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